私が柔道整復師として働きだした40年前は自宅で健康維持のためにストレッチをする人はほとんどいらっしゃらなかったのですが、今は多くの方がお風呂上りなどにストレッチをしていらっしゃいます。
実はストレッチには2種類あります。1つ目は「ゴルジ腱器官の反射」を利用して筋肉を緩める方法。2つ目はとにかく痛いほど筋肉を引き延ばして筋肉の線維自体を長くする(筋節を増やす)方法です。一般的に行うのは1つ目の方法で、2つ目の方法は体操選手が柔軟性を保つためにとか、相撲取りが股割りをして柔軟性を高めてケガをしにくくする時などの目的で用いられます。一般的に皆さんが行うのは1つ目のストレッチです。
反射を利用したストレッチは伸びたという感覚がある方が効いている感じがしますし、あとが軽くなって気持ち良く感じますよね。しかし多くの場合は筋肉に無数に微細な傷をつけてしまう結果になります。傷ついた筋肉は硬くなってしまいますので逆効果となり朝起ると身体が重く感じたり痛みを感じたりします。では傷つけないストレッチはどうするか・・・。つぎのように行います。
少し張ったと感じるところで10秒ほど止めてから元に戻す。これを数回繰り返すだけで筋肉は緩みます。止めた10秒の間にゴルジ腱器官による反射を起こさせます。しかしこれでは気持ち良くない感じがしますね。でも次の朝の身体はいつものストレッチをした時の朝と違って硬くなっていませんので重くないし痛くありませんので是非お試しください。それから出来ればストレッチはお風呂に入ったあとではなく入浴の前に行って下さい。筋肉が緩んだ後に温めて血流を盛んにするのが身体のためには良いのです。これも是非お試しを。
これまでの強いストレッチで筋肉が傷ついて硬くなってしまってなにをしても緩まずお辛い方は是非当院にご相談ください。お待ちいたしております。